かわうそブログ

教師を辞めて無職の20代男が未経験からプログラマーになる過程を発信します。

子どもが話を聞くようにする指導[担任一年目向け]

 

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どうもかわうそです。

 

担任をもって学級を作り上げていくには、授業でも生活でも子どもに話を”聞く”ことをさせなければなりません。

 

それは、「先生対子ども」だけでなく、「子ども対子ども」でもそうです。

 

特に担任をもって間もない先生は、「先生対子ども」の時はきつく叱るくせに、「子ども対子ども」の時は叱り方が緩くなりがちです。

 

どのような場面であっても、人が話をしている時には話を聞いてほしいものですね。

 

しかしそれほどに、話を聞いてもらえないということは”悲しい”ことであり、聞かないということは”失礼”に値するのです。

 

そのことを子どもにも教えてあげなければなりません。

 

今回は、担任をもって間もない方向けの子どもが話を聞くようにする指導の仕方をいくつか紹介していきます。

 

自分も担任一年目の時は、静かではあるものの手作業をしていたり、コソコソとおしゃべりをしていたりととても苦労しました。

 

しかし、ベテランの先生や共通の知り合いと試行錯誤し合い、色々と試して効果のあったものを紹介します。

 

参考になれば幸いです。

 

〜子どもが話を聞くようにするには〜

 

”聞く時には絶対に作業をさせない”

 

かつて自分がそうだったのですが、帰りの会の時に子どもが話をしているのに先生は連絡帳で保護者とのやりとりを書いていたり、数人の子どもは配りものをしていたり。

 

このようなことを一旦、やめるようにしてみましょう。

 

話している時は徹底して相手の目を見て聞くことにします。

 

なんなら授業では教科書を閉じてもいいです。

 

そうでない時は机の上をまっさらにしてもいいです。

 

そのくらい、「聞くことは大事なことなんだ」という意識をもたせることが大切です。

 

”聞かない時には、話さない”

 

 これは、よくベテランの先生や本でも紹介されている王道のやり方ですね。

 

しかし、なかなか上手くいきません。

 

先生が黙って待っていても、いつまでもおしゃべりしているクラスはたくさんあります。

 

僕も、最終的には「静かにしなさい!」などと怒鳴ってしまう始末...

 

しかし、ここで負けてはいけません。

 

授業1時間潰してもいいという決意で、「聞くことは大切なことなんだ」という意思の元、待ち続けましょう。

 

その決意は、必ず子どもたちにも伝わります。

 

最初は、相当な時間がかかるかもしれません。

 

授業が成り立たなくなることもあるかもしれません。

 

しかし、この先生の決意が子どもに伝わるかどうか、それがこの先子どもたちの”聞くことに対する意識”に関わってくると思います。

 

”話を聞くときのルールを設定する”

 

学級にもルールがあるように、”聞く”ことにもルールを設定するといいと思います。

 

子どもたちにルールを作らせるのがベストだと思いますが、低学年は先生が決めてしまってもいいと思います。

 

僕のクラスでは、

・聞かない人を助けない

・聞く時は相手の目を見る

というルールを設定しました。

 

・聞かない人を助けない

これはよく

「今、何すればいいの?」

「先生なんて言ってた?」

などと聞いていなかったために隣に聞いてくる子どもがいます。

 

その場合、教えてあげないというルールです。

 

一見意地悪なように感じます。

 

しかしこれでは、「聞かなくてもわからなくなったら隣に聞けばいいや。」という聞かなくても構わない人になってしまいます。

 

聞かない癖がついてしまう。

 

それは親切ではなくて、逆に意地悪になってしまいますね。

 

・聞く時は相手の目を見る

 

当たり前のようですが、これがなかなかできません。

 

1対1の時はできるのですが、学級全体で話すときは、1対30になります。

 

こうなると全員が聞く状態というのが難しいのです。

 

しかし、このルールなければ誰も聞くことに対しての意識がもてないと思い設定しました。

 

なかなか上手く行かない時は、あえて逆のことをさせてみましょう。

 

話をさせる時に、背筋を曲げ、横を向いておしゃべりさせます。

 

そして、話し手がどんな気持ちになったか聞いてみます。

 

気持ちよく話せた。

 

なんて人はいないはずです。

 

〜まとめ〜

 

いかがでしたでしょうか。

 

子どもたちが話を聞くようにするには、いかに”聞くことは大切なんだ”という意識をもたせるということが重要なんだと思います。

 

その意識をもたせるためにも、今回紹介した方法だけでなく、たくさんの工夫をしてみてください。

 

その教師の意思は、必ず子どもにも伝わるはずです。

 

 

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