教師辞めてきました。その理由とこれからの自分について
どうもかわうそです。
3年間続けてきた教師ですが、今年度をもって教師という職業を退職しました。
家族や友達からの反対もありました。
「せっかくなったのに勿体無い。」
「安定しているのに何で?」
と何度も言われました。
誰もが思うような意見をはねのけて、なぜ辞めるという決断に至ったのか、
今回はその理由と辞めるといった当時の体験、これからの自分について書いていこうと思います。
教師をやめようと思ったきっかけ
”チャレンジさせてくれない環境”
2017年、僕は大学を卒業しそのまま教師になりました。
初めてもつ学級、社会人として働く自分。
それにワクワクしつつ、大学時代にクラスをもったらやってみたいと思っていたことをできると思うと、期待が大きく膨らんでいました。
しかし、1年目ということでわからないことだらけ。
1年目は、学校の雰囲気、1年間の流れを覚えることで精一杯でした。
そして2年目、
1年目は産休の人の代わりとして担任をもっていたため学校が変わり、新しい学校での担任になりました。
1年目同様に雰囲気や1年の流れを知りつつも、自分で授業を考える余裕ができました。
「係活動はこんな風にやってみたい」
「授業でこんな教え方してみたい」
すごくワクワクしていたのを覚えています。
早速授業を考え、
「明日の授業、こんな風にやってみようと思うんですがどうですかね。」
と学年主任に提案。
学年主任
「んー、これさ、昨年度こんな風にやってうまくいってるから昨年度と同じ流れでやろうよ。」
んー、ならしょうがないな。
と思い、昨年度と同じ流れ、同じプリントを使ってやることに。
(というか昨年度どころじゃなく毎年その流れのようです。笑)
そんなこんなで1月。
それまでずっと昨年度と同じ1年間の流れ、同じ授業で進んでいきました。
しかし、何か自分で考えたものをやってみたい。
その考えは変わらず、ついに任された二分の一成人式の呼びかけ。
どんな風にやろうかと、知人に聞いたり、ネットで調べたりしていい呼びかけになるよう考えました。
「二分の一成人式の呼びかけなんですけど、こんな風にやりたいです。」
学年主任
「2年前にこれでやってさ、よかったから今回もこれでいこうよ。」
...
またかよ!
学年で何でも揃える。授業の仕方、教室の掲示、発表の仕方。それが学年主任のやり方だったので全く自由にできませんでした。
(揃えることも大事だとは思います。)
それは3年目にも同じことでした。
いつまでたっても、年功序列の環境なんですよね。
経験の長い先生が思った授業を、学年で揃えてやる。
自分がやりたいと思ったことができるようになるまで、
「あと何十年これを続けるんだろう。」
そう考えたらゾッとしてしまいました。
ずっと思考停止のままチャレンジできずに20代の仕事を終えてしまう。
その環境にすごく疑問をもってしまったんです。
”安定しているようで実は不安定”
教師の給料は安定しています。
下がることがないですし、経験や歳が上がるにつれて給料も増えていきます。
そして何より、クビにはなりません。
どんな不況でも、職を失うということがないので、お金の面では安定していると言えます。
では、何が安定していないのかというと、
”心”
です。
教師の勤務時間。学校や都市によると思いますが、僕の場合は、
8:15〜16:45
でした。
しかし、16:45に帰れることはほぼありません。
月の残業時間は100時間を軽く超えます。
(特に一年目はそれ以上に残業する月もありました。)
そして残業代はほぼゼロ...
(みなしとして何千円かは出ているそうです。)
実際に教師のうつ病にかかる割合は一般企業の2.5倍にもなるそうです。
収入は安定していても、”心”と”身体”が不安定では、安定しているとは言えないな。
と思いました。
「教師を辞めます」と言った時のこと
辞めようと思ったのは、3年目の夏休み前のことです。
心では決めていたものの、なかなか管理職に言い出せずにいました。
正直、すごく不安だったんです。
収入がゼロになるという不安、なんの勉強もしていないのに他の道でうまくやっていけるのかという不安。
そこで背中を押してくれたのが、
友達と先輩の存在でした。
友達は、教師やサラリーマンだけじゃなくていろんな働き方があることを教えてくれました。
(今僕が書いているブログを職業にしている人もいるようで驚きです。)
たくさんの働き方があることを知って先に進むことにすごくワクワクしました。
先輩は、「ずっと先生だけの人生、世界だけじゃ面白くない。」という言葉をかけてくれました。
まだ20代、先生の世界も続けたら面白いかもしれない。でも他の道の方がもっと面白い可能性もある。ということを教えてくれました。
人生、道は一つじゃなくて、たくさんあるんだなぁ。
いろんなことにチャレンジしよう。
そう思うと、すごくワクワクするし、勇気が出ました。
そんなこんなで10月。
辞めるということとその理由を校長室で伝えました。
今まで生きてきて、部活や習い事、アルバイトなど
「辞めたいなぁ」とは思っても途中で辞めることがなかったので、ものすごく緊張しました。
足や声が震えながらガチガチの状態で言ったことを今でも覚えています。笑
(今思うとめちゃ恥ずかしい...笑)
これからの自分について
さて、様々な思いをもって退職したわけですが、明確に「何をする!」と決まったわけではありません。
ただやりたいことはいくつかあります。
・プログラミングの勉強をする。
・中国語の勉強をする。
・ブログを続ける。
・いろんなところに旅に行く。
「いきなり!?なんで!?」と思われた方も多いと思いますが、興味をもった理由については後々記事を書いていければと思います。
ブログについては、教師はやめましたが「これから教育がどんな風に変わっていくのか」に興味があるのでそのことについても書いていくつもりです。
〜おわりに〜
読んでくださった方々へ
長々と書き慣れていない文章に付き合ったいただいてありがとうございます。
今、チャレンジしてみたいこと、やってみたいことがあるならぜひ、やってみてほしいと思います。
やってみること自体、自由だと思うので。
別に、一つの会社で働き続けることがダメだとは言いませんし、転職を勧めているわけでもありません。
ただ自分が本当にやりたいことがあるなら、
それに「向き合ってみること」が大切かと思います。
「何様だ?」って感じですが、
教師を辞めた今、すごくスッキリ、そしてワクワクが止まりません。
でも、「辞めたいから辞める」のではなく、「自分がしたいことは何か」を考えて決断してください。
あと、Twitter始めたのでよかったらフォローお願いします。笑
(記事をあげたときや記事に書いてあること以外をつぶやきます。)
これから新年度、やりたいことに全力で没頭するぞ。
そんな気持ちでいっぱいです。