かわうそブログ

教師を辞めて無職の20代男が未経験からプログラマーになる過程を発信します。

話を聞かない子に対して、先生ができること

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どうもかわうそです。

 

最近では、話を聞かない子どもが増えたように思えます。

昔は「先生の話は聞かなければいけない」というイメージがありました。

しかし、今は「先生だから」といって話を聞かなくなってきています。

それは、教師の努力不足ももちろんありますが、親の責任、社会の教育力の低下、子どもたちのモラルの低下など理由を挙げたら様々です。

 

先生をやっている人はわかると思いますが、子どもが話を聞くことができないと、

「授業が成り立たない」

「学級がまとまらない」

と他にも多くの問題が起こります。

挙げ句の果てには、学級崩壊をも起こしかねません。

 

では、子どもが話を聞く習慣を身につけるために、先生はどのようなことができるのでしょうか。

今回は子どもが話を聞く習慣を身につけるために先生ができることをいくつか紹介していきます。

 

話を聞かない子どもの対して、先生ができること

 

繰り返し、わかるまでの説明は不要

 

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よく、先生は子どもに正確に、思うように動いてもらうためにわかるまで親切に何度も繰り返して説明します。

 

「いい?もう一度言うよ?」

「大事なことなので繰り返し言います。」

 

しかし、これは親切なように思えて

親切ではないと僕は思います。

 

これでは、子どもも

「また説明してくれるだろう」と思ってしまいます。

大事なことほど、一回の説明で充分です。

話す前に、

「一度しか言いません。」

と付け加えたり、プリントを渡した際には、

「書いてないことだけ言います。」

と言うだけでも、一回で聞き取ろうと言う子どもたちの姿勢がグッと上がるはずです。

 

オウム返しをしない

 

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 今は、昔のように親が「先生の話はなんでもちゃんと聞くこと。」と言ってくれない時代です。

なので、子どもが話を聞かないと言うことを前提に、どうしたら話を聞くようになってくれるかを考えていくことが大切になってきます。

 

 その一つに、「オウム返しをしない」と言うことを授業中に心がけることが大切だと思います。

 

 授業中、子どもの発言をオウム返ししてしまう先生をよく見かけます。

特に、

・子どもが大事なことを発言した時

・声が小さい子が発表した時

は先生が繰り返し言ってしまいがちです。

僕も気をつけているつもりですが、言ってしまうことがありました。

 

しかしこれをしてしまうと、どうせ先生が後で大きい声で、丁寧な言葉で言い直してくれるのに、

「友達の意見や発表をちゃんと聞こう。」と思えるでしょうか。

 子ども同士、お互いの意見をしっかりと聞きあえるようにするために、オウム返しをしないことを気をつけて見てほしいと思います。

 

話は短く簡潔にする

 

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ダラダラと長い話は誰だって聞きたくありません。

大人でも思うことですね。

 

子どもは大人よりも集中力が続きません。

特に最近では、Youtubetiktokなど短い時間でオチまでつけるコンテンツが流行ってきていることもあり、子どもたちも速いテンポで短い時間でという文化に囲まれて生きてきています。

ゆっくり話すことも大切ですが、そればかりでは退屈してしまうと思います。

時代の変化に伴い、話し方を変えることも必要なのではないでしょうか。

 

〜おわりに〜

 

以上、3つほど紹介していきました。

「話の聞けない子」を「集中力がない」の一言で語ってしまうのではなく、

聞くことができるようになるために、先生自らも変わっていかなくてはならないと考えています。

また、先生自身も子どもたちの声一つ一つに耳を傾けられるようにならなくてはなりません。

大変だとは思いますが、試行錯誤してよい学級になってくれることを願います。

  

 

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