小学校の「外国語活動」が教科に!?新教科『外国語』について説明します。
どうもかわうそです。
小学校での英語といえば、ALT(外国語指導助手)の先生が来て、楽しく英語でコミュニケーションをとるイメージが強くありますね。
自分が小学生の時も外国人の先生(イケメン)がハイテンションで英語の授業をしてくれた思い出があります。
その外国語活動が、2020年(令和2年度)には"教科化"されるようです。
(※高学年のみ)
はて、教科化されると今までとどう違うのでしょうか。
今回は、
『今までの「外国語活動」から新教科「外国語」になると何が変わるのか。』
『そのことから起きる影響』
について紹介していければと思います。
小学校外国語教育の何が変わる?
小学校の英語は、2002年に「総合的な学習の時間」を使って始まり、2011年には「外国語活動」として年間35時間の授業をすることが必修となりました。
しかし、「外国語活動」は”教科”ではないため、教科書はなく(教材はあった)、成績もつきません。
どのような活動をするかは、学校や教員に任されていたわけですね。
そして今回、2020年(令和2年度)から「外国語活動」は教科化され(高学年のみ)、「外国語(英語)」と変わります。
つまりどういうことかというと、
教科書を用いて、
"教科"として成績がつく。
ということです。
授業数も年間35時間から年間70時間に増え、今までにやっていた
「話すこと」「聞くこと」
の活動に加えて
「読むこと」「書くこと」
の活動も重点的に行う必要があります。
さらに、高学年のみならず中学年では、
今まで高学年に行ってきた「外国語活動」の内容を中学年で年間35時間行います。
(先生方の負担が大きくなると思うと、少しゾッとする話かもしれませんね...)
"教科化"に至った理由
今回「外国語活動」が教科「外国語」に至った理由として、2011年に「外国語活動」が導入されてから、子どもたちの学習意欲や中学生の英語教育に積極性に一定の成果がでたことにあります。
子どもたちの英語に対する関心が深まったということですね。
しかし、中学校に上がることでより高度で複雑な内容に取り組むため苦手意識をもつ子どもも多くいました。
良いことだけでなく高学年から中学校への接続に課題がみられたということです。
「成果のさらなる向上」
「高学年から中学校への円滑な接続」
この2つを目的として教科化に至ったわけですね。
教科化されることによって起きる影響
まず、先程も述べたように担任の負担が大きくかかります。
そして今現在、教師をやっている人からすると、大学で「外国語」の指導法を学んできていないわけですから、最初の方は探り探り授業をしていくことになるのは目に見えます。
しかし今回、「外国語活動」が教科化されることによって、子どもの英語に対する意識や関心がより深まっていくだけでなく、中学校からの英語に対する苦手意識を取り払い、より効果的な学習ができるようになることでしょう。
〜まとめ〜
いかがでしたでしょうか。
英語が高学年から教科化されることによって、
・成績がつく
・授業時間が増える
ということが先生方や保護者の方にとっても大きな変化かと思います。
大変かとは思いますが、これからの子どもが英語に対する苦手意識なく、楽しく英語を学びたいと思えるようになるといいですね。
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